Maintenance
下水道メンテナンス事業
下水道の管路の損傷に起因するさまざまな危険を未然に防ぐためには、維持管理がとても重要です。管内の堆積土砂や汚泥の洗浄及び、様々な工法で非開削による更生を行い、既存管路施設の長寿命化を図ります。各下水道管路施設にあった補修・改築を行うことで、快適な暮らしを守ります。
清掃
高圧洗浄車
高圧ジェットで、管内の堆積土砂および汚泥を洗浄いたします。一般的な側溝や水槽の洗浄にも、その機能が発揮できます。
強力吸引車
高圧洗浄車で堆積した土砂や汚泥を速やかに吸引し、中間処理場まで運 搬いたします。
調査
◎管内テレビカメラ車
調査の確実さとカメラ本体の信頼性の高い、iPEK 社のロビオンカメラシステムを保有しています。従来の機能に加え既設管の縦断勾配の傾斜も測定することが可能です。
内面補修
現場での樹脂配合、含侵、積層作業を行なわないために均一な品質が確保できる「FRP 光硬化内面補修工法」や既設の取付管を非開削により短時 間に施工が行なえ、かつ強度のある新しい綺麗な FRP 管として蘇らせることができる「FRP 光硬化取付官ライニング工法」により下水道管を蘇ら せます。また、当社は FRP 内面補修工法協会の施工会員です。
FRP 光硬化内面補修工法
硬化方法として光硬化性樹脂を用いて、 工場で生産された補修材料(ソフトスリーブ)を、施工現場で専用の補修機に装着し、既設マンホールから管渠に引き込んで、補修位置にて管内壁面に 加圧圧縮、次に補修装置に内臓した紫外線ランプを照射することにより短時間で光硬化樹脂を硬化させ、部分補修を行う非開削による工法です。
FRP光硬化取付管ライニング工法
FRP 内面補修工法において、従来より取付管と本管の一体型をテーマに開発を進めて参りました。その一環と致しまして、新しく桝から本管までの「FRP光硬化取付管ライニング工法」を開発致しました。FRP光硬化取付管ライニング工法は、既設の取付管を非開削により短時間に施工が行なえ、かつ強度のある新しい綺麗なFRP管として蘇らせることができます。
管更生
Before
After
FFT-S工法
FFT-S工法(Field Fabricated Tube-Steam Method)は、特殊ライナーに硬化性樹脂を含浸させた材料を既設管きょの中に引込み蒸気で硬化 させることで、強度がある平滑なFRPパイプを形成し管きょをリニューアルする工法です。下水道管きょの整備は日々進み、全国的に下水道普及率が向上している一方で、老朽化などで破損や劣化した下水管きょも増えています。このため、計画的な改築・修繕を行い延命化することが必要になっています。しかし、水道、ガス、電力、通信などのライフラインが輻輳していることや交通障害を考慮すると開削による布設替えは困難な状況です。そこで、これらの問題を解決するために、非開削による管更生工法『FFT-S工法』が開発されました。当社はFFT工法協会の施工会員です。
<メリット>
・非開削で管きょの改築 ( 再構築 ) が可能。
・短時間で、管を更生します。(諸条件により異なります。)
・建設発生土や産業廃棄物の発生を大幅に削減できます。
・非開削なため、より安全に作業を行うことができます。
・他の埋設物に影響を及ぼす事が殆どありません。
・多くの工法は管きょ内部の粗度状態を改善するため流下能力が低下しません。
・硬化樹脂系や硬質塩ビを主剤とするものが多く、コンクリート管と比較すると、腐食や磨耗に強いものが多い。
・コンクリート管や陶管より地震等の災害に強いものが構築できる。(特に自立管タイプや複合管タイプの場合)
管閉塞工法
昨今、道路地下埋設管の耐用年数が限界に近づきつつあります。 当社は、このような不要埋設管を開削を行わずに、セメントミルク充填工法により、低コスト並びに短期間で、安全に充填、施工をすることができ、既設管内の空洞による原因で発生する道路陥没などの交通障害を防止します。